柴田屋村(読み)しばたやむら

日本歴史地名大系 「柴田屋村」の解説

柴田屋村
しばたやむら

[現在地名]福野町柴田屋

小矢部おやべ右岸に位置し、村内をたび川が北流する。西は上川崎かみかわさき村。永禄年間(一五五八―七〇)蓮沼はすぬま(現小矢部市)城主椎名康胤の家臣柴田久光が当地に築城したと伝える(越の下草)。元和五年(一六一九)の家高新帳による役家数は柴村一三、「たや」一五。正保郷帳では柴田屋村とみえ、高一千三九一石余、田方八七町余・畑方七町七反。寛文一〇年(一六七〇)の村御印では草高一千四六八石、免四ツ八歩、小物成は野役三四匁・鮭役四三匁、猟船櫂役一〇匁(退転)、鮎川役一匁(出来)、ほかに万治元年(一六五八)の新田高一石があった(三箇国高物成帳)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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