柴門辞(読み)さいもんのじ

精選版 日本国語大辞典 「柴門辞」の意味・読み・例文・類語

さいもんのじ【柴門辞】

  1. 江戸前期の俳文。松尾芭蕉作。元祿六年(一六九三成立。同年五月、門人森川許六が江戸から彦根に帰るときに贈った離別の詞。許六の絵と芭蕉自身の俳諧とについて述べ、「後鳥羽院御口伝」を典拠として「まことありて、しかも悲しびをそふる」風雅について論じたもの。「其細き一筋」につながる晩年の芭蕉の俳諧観が知られる。別名「許六離別詞」。「韻塞(いんふたぎ)」「風俗文選」に収録。

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