柿の核(読み)かきのさね

精選版 日本国語大辞典 「柿の核」の意味・読み・例文・類語

かき【柿】 の 核(さね)

※虎明本狂言・柿山伏(室町末‐近世初)「やらきどくや、かきのさねがおつる」
小判、板銀の異称
※雑俳・軽口頓作(1709)「ためておく・ゑては出家にかきのさね」
けちん坊。かきのたね。
咄本・かの子ばなし(1690)下「もはや日ごろと引かへこうした所にてははぢじゃが、あのしわんぼうのかきのさねめちくしゃうめ、どろぼうめ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android