日本歴史地名大系 「柿内村」の解説 柿内村かきうちむら 岐阜県:安八郡輪之内町柿内村[現在地名]輪之内町松内(まつうち)揖斐(いび)川と大榑(おおぐれ)川の合流点に位置し、大吉(おおよし)輪中の南端にあたる。北は海松(みる)村。建長六年(一二五四)紀伊の熊野本宮は「社領美濃国恒富」以下所々の地頭に対し、色代納を現物納に変更することを命じており(「吾妻鏡」同年一一月五日条)、さらに源為家の孫重成はその母の所領美濃国「恒富郷」を相伝している(尊卑分脈)。恒富は垣富の誤写で、垣富(かいと)を垣内(かいと)(かきうち)と同義として当地に比定する説がある(新撰美濃志)。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by