栃尾盆地(読み)とちおぼんち

日本大百科全書(ニッポニカ) 「栃尾盆地」の意味・わかりやすい解説

栃尾盆地
とちおぼんち

新潟県中部、守門(すもん)火山群の西麓(せいろく)と、その前山をなす東山丘陵との間にある盆地。刈谷田(かりやた)川上流に位置し、盆地底は守門岳から流出する刈谷田川とその支流をなす西谷川、塩谷(しおたに)川の三支谷に分かれ、低位段丘面の発達が顕著である。盆地内は谷ごとに特色をもち、西谷、東谷は栃尾紬(つむぎ)の手織り産地として知られた。盆地全域が旧栃尾市域に含まれ、合繊機業都市として知られる。例年3メートルを超える豪雪地で、交通が途絶して陸の孤島になることもある。

[山崎久雄]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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