栃洞村
とちぼらむら
[現在地名]白鳥町六ノ里
畑ヶ谷村の東、長良川の支流で白尾山(一六一二・五メートル)を水源とする牛道川の最上流部山間地に立地。寒水(現明方村)から当村への道は飛騨・和良方面からの白山詣の人々がよく利用した。また栗栖から当村へ越す道も利用された。慶長郷帳では「うしミつ・中西共」の内に含まれると推定される。正保郷帳に村名がみえ、田方八石余・畑方六四石余。元禄郷帳では高四六石余。宝暦六年(一七五六)の郡上郡村高覚帳(鈴木文書)では高四二石余、家数二三。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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