日本歴史地名大系 「栃谷南遺跡」の解説 栃谷南遺跡とちだにみなみいせき 富山県:富山市旧婦負郡・射水郡地区栃谷村栃谷南遺跡[現在地名]富山市栃谷栃谷集落の南に位置する。東に呉(くれ)羽山(はやま)丘陵、南に杉谷(すぎたに)台地をいだく旧扇状地の扇頂部に営まれた奈良時代前半の窯跡。標高約一五メートルに立地する。窯跡は旧河川の緩やかな西向きの谷斜面に築かれている。平成一〇年度に住宅建設に伴う調査で確認され、同一一年度と一三年度に範囲確認などの発掘調査が行われた。窯跡は平成一二年(二〇〇〇)四月に富山市の文化財(史跡)指定を受け、保存されている。遺跡は約五八〇〇平方メートルの範囲に及び、生産遺構地区と集落遺構地区とに分かれる。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by