栄す(読み)サカス

デジタル大辞泉 「栄す」の意味・読み・例文・類語

さか・す【栄す】

[動サ四]
1 興を催す。そそる。
「海のつらにも、山がくれにも、時々につけて、興―・すべき渚の苫屋とまや」〈源・明石〉
2 ひけらかす。
「さる所にて才ざえ―・しいで侍らむよ」〈紫式部日記〉

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精選版 日本国語大辞典 「栄す」の意味・読み・例文・類語

さか・す【栄・盛】

  1. 〘 他動詞 サ行四段活用 〙 ( 「さかえる(栄)」「さかる(盛)」などの語幹にあたる「さか」をサ行動詞に活用させたもの )
  2. ① (興を)もよおす。気持を盛んにする。興味を起こさせる。
    1. [初出の実例]「御帳のうしろなるは誰ぞと問ひ給ふなるべし。さかすにこそはあらめ、立ちておはするを」(出典:枕草子(10C終)一八四)
  3. ② 表だって取り扱う。ひけらかす。もてはやす。
    1. [初出の実例]「このふるさとの女のまへにてだにつつみ侍るものを、さる所にて才さかしいではべらんよ」(出典:紫式部日記(1010頃か)消息文)

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