栄・映(読み)はやす

精選版 日本国語大辞典 「栄・映」の意味・読み・例文・類語

はや・す【栄・映】

〘他サ四〙
① 立派に見えるようにする。映えるようにする。引き立てる。
源氏(1001‐14頃)初音「なに事もさしいでし給御ひかりにはやされて、いろをもねをもますけぢめ、ことになんわかれける」
② 賞美する。ほめそやす。
万葉(8C後)一六・三八八五「老い果てぬ 吾が身一つに 七重花咲く 八重花咲くと 申し賞(はやさ)ね 申し賞(はやさ)ね」

ばえ【栄・映】

語素〙 動詞の連用形に付けて、そうすることによって引き立つこと、そうしたときのみごとなさまの意を表わす。
人情本・春色梅美婦禰(1841‐42頃)三「送り栄(バヘ)も仕(し)ない連中だから」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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