栗きんとん

朝日新聞掲載「キーワード」の解説

栗きんとん

栗の栽培が盛んな中津川市や恵那市を中心に、県内には栗きんとんの製造販売業者が多数ある。八百津町内に5軒があり、このうち和菓子店「緑屋老舗」は1872(明治5)年に初代白木甚四郎氏が創業した。5代目の功一さんによると、3代目の鍵次郎氏が大正時代に栗きんとんを商品化したという。

(2015-11-30 朝日新聞 朝刊 岐阜全県・1地方)

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

栗きんとん
くりきんとん

岐阜県東濃地方の郷土菓子。中津川市の川上屋と、すやの栗きんとんがとくに名高く、幕末以来の銘菓である。シバグリは、果肉を新鮮に保つため、3℃の低温で貯蔵しておく。毎日必要量を取り出してゆで、竹べらで実をほじくり出して裏漉(うらご)しにかける。これに和三盆を加えて炊き、さらに裏漉しする。これを寄せて形を整えれば、いわゆるきんとんであるが、東濃地方では裏漉しのあと茶巾(ちゃきん)絞りにして形をつくる。9月末から年末までの季節菓子であり、茶うけとしては最高級の菓子の一つとされる。長野県小布施(おぶせ)町岩崎の「おくりさん」も同様の菓子。[沢 史生]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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