栗遺跡（読み）くりいせき

日本歴史地名大系

栗遺跡
くりいせき

• 宮城県：仙台市
• 旧名取郡地区
• 前田村
• 栗遺跡

[現在地名]仙台市西中田七丁目ほか

古墳時代の集落跡で、名取川の右岸にあたり、同川の形成した沖積地中の自然堤防上に立地する。標高は約九メートルで一万七〇〇〇平方メートルほどの規模を有する。昭和二〇年代に畑地開墾の際、土師器が採集され、のち栗囲式土器と命名され、東北地方における土師器編年上、古墳時代後期の標準資料となっている。

出典　平凡社「日本歴史地名大系」