栗野I・II遺跡(読み)くりのI・IIいせき

日本歴史地名大系 「栗野I・II遺跡」の解説

栗野I・II遺跡
くりのI・IIいせき

[現在地名]佐倉市宮本

高崎たかさき川の支谷に東面する標高約三〇メートルの台地上に位置する旧石器時代―縄文時代、古墳時代―奈良・平安時代の複合遺跡。昭和五九年度と六〇年度に発掘調査が実施された。旧石器時代の文化層は三枚確認され、一八の石器集中地点から一千一九四点に及ぶ豊富な石器群が出土したが、量的には第二文化層(立川ロームIII層、IV・V―VII層、VII―IX層)の石器群が大半を占める。第二文化層では一〇ブロックから石刃製ナイフ形石器・円盤形掻器・削器・楔形石器などの石器群一千八七点が出土した。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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