(読み)トチノキ

普及版 字通 「栩」の読み・字形・画数・意味


10画

[字音]
[字訓] くぬぎ・とち

[説文解字]

[字形] 形声
声符は(羽)(う)。(く)の声がある。〔説文〕六上に「杼(ちょ)なり」とし、「其の(み)、一に樣と曰ふ」とあり、樣(様)はまた橡(しょう)に作る。樣字条にまた「栩の實なり」、杼にも「栩なり」とあって、みな一物である。栩栩は蝶の舞う形を形容する語である。

[訓義]
1. くぬぎ、とち。
2. 栩栩は蝶の舞うさま。うっとりと心にかない、よろこぶさま。

[古辞書の訓]
名義抄〕栩 トチ・カシノキ

[熟語]
栩栩
[下接語]
止栩・

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

2022年度から実施されている高校の現行学習指導要領で必修となった科目。実社会や実生活で必要となる国語力の育成を狙いとし、「話す・聞く」「書く」「読む」の3領域で思考力や表現力を育てる。教科書作りの...

現代の国語の用語解説を読む