普及版 字通 「栩」の読み・字形・画数・意味
栩
10画
[字訓] くぬぎ・とち
[説文解字]
[字形] 形声
声符は(羽)(う)。に(く)の声がある。〔説文〕六上に「杼(ちょ)なり」とし、「其の(み)、一に樣と曰ふ」とあり、樣(様)はまた橡(しょう)に作る。樣字条にまた「栩の實なり」、杼にも「栩なり」とあって、みな一物である。栩栩は蝶の舞う形を形容する語である。
[訓義]
1. くぬぎ、とち。
2. 栩栩は蝶の舞うさま。うっとりと心にかない、よろこぶさま。
[古辞書の訓]
〔名義抄〕栩 トチ・カシノキ
[熟語]
栩栩▶
[下接語]
止栩・栩
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報