株券のペーパーレス化(読み)カブケンノペーパーレスカ

デジタル大辞泉 「株券のペーパーレス化」の意味・読み・例文・類語

かぶけん‐の‐ペーパーレスか〔‐クワ〕【株券のペーパーレス化】

株券電子化

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

ASCII.jpデジタル用語辞典 「株券のペーパーレス化」の解説

株券のペーパーレス化

従来、紙で発行、流通していた株券が、電子化されること。現行制度では、株券を保有する方法は、証券会社の口座に電子的に記録する方法と、株主自身が保管する方法の2つある。しかし、株券紛失、盗難リスク解消、株取引の効率化、企業の株発行の簡便化を目的に、2009年から株券のペーパーレス化(株券不発行制度)が上場企業を対象に施行されることになった。そのため、09年からは株券はすべて電子媒体上で発行される。また、現在、紙の株券を手元で保管している場合、証券保管振替機構に委託し、電子化しなければ無効となる。さらに、もし、2009年までに電子化がなされていない場合、株主としての権利を確保できなくなる恐れもある。

出典 ASCII.jpデジタル用語辞典ASCII.jpデジタル用語辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android