核分光学(読み)かくぶんこうがく(その他表記)nuclear spectroscopy

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「核分光学」の意味・わかりやすい解説

核分光学
かくぶんこうがく
nuclear spectroscopy

原子核構造,特に各準位のエネルギースピンパリティ多重度,γ線放出確率などの特徴を,おもに各励起状態から放出されるγ線の性質によって実験的,理論的に研究する原子核物理学の一分野。普通にいわれる分光学が,原子分子から放出あるいは吸収される光によりそれらの構造を研究するのに対応してこの名称がある。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android