核分裂しきい値(読み)かくぶんれつしきいち(その他表記)threshold energy of fission

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「核分裂しきい値」の意味・わかりやすい解説

核分裂しきい値
かくぶんれつしきいち
threshold energy of fission

原子核に中性子そのほかの粒子あるいは光子を入射させて核分裂が起こるとき,核分裂を起こしうる最小の入射エネルギー。中性子による核分裂では,ウラン 233,ウラン 235,トリウム 239のしきい値は0で熱中性子により核分裂が起こるが,ウラン 238では 35万 eV (電子ボルト) ,トリウム 232では 110万 eVで,これ以上のエネルギーをもった中性子が入射しなければ,核分裂は起こらない。そのほかの粒子または光子に対しても同様にしきい値がある。

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