根木内村(読み)ねぎうちむら

日本歴史地名大系 「根木内村」の解説

根木内村
ねぎうちむら

[現在地名]松戸市根木内・小金原こがねはら一―二丁目、柏市ひかりおか・光ヶ丘一―四丁目・ひかり丘団地おかだんち東山ひがしやま一―二丁目・中新宿なかしんじゆく二―三丁目

下総台地の西端部に位置し、東は酒井根さかいね(現柏市)、西は東平賀ひがしひらが村、南は久保平賀くぼひらが村、北は中新宿なかしんじゆく(現柏市)。村内を水戸道が通り、往還御普請場三〇〇余町、石橋二ヵ所があった(成島家文書)。「本土寺過去帳」では「子キウチ」「子ギ内」などの表記で地名が散見する。同過去帳二六日の妙正には嘉吉二年(一四四二)三月の年紀がみえ、「子キ内」との注記がある。また同日の妙宣尼には「金子キ内」とあり、当地がこがねのうちであったことがうかがえる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android