根深(読み)ネブカ

精選版 日本国語大辞典 「根深」の意味・読み・例文・類語

ね‐ぶか【根深・葱】

  1. [ 1 ] 〘 名詞 〙
    1. ねぎ(葱)」の異名。《 季語・冬 》
      1. [初出の実例]「其五の辛(からき)物あり、蒜菲蘭根奥洹(ネフカ)」(出典神道集(1358頃)五)
      2. 「霜先は鴨なつかしき根深かな〈維舟〉」(出典:俳諧・桜川(1674)冬)
    2. ねぶかぶし(根深節)」の略。
      1. [初出の実例]「天狗になり・長ひ手拭買ふ葱」(出典:雑俳・智恵車(1716‐36))
  2. [ 2 ] 〘 形容動詞ナリ活用 〙 根の深いさま。
    1. [初出の実例]「白矢は兄(せ)山の印(しるし)の木根深(ネブカ)にゆって立たりけり」(出典:浄瑠璃・義経千本桜(1747)四)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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