根深(読み)ネブカ

大辞林 第三版の解説

ねぶか【根深】

ネギの異名。 [季] 冬。 《 易水に-流るる寒さかな /蕪村 》
〔ネギには節がないことから〕 下手な浄瑠璃。

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

精選版 日本国語大辞典の解説

ね‐ぶか・い【根深】

〘形口〙 ねぶか・し 〘形ク〙 (古くは「ねふかし」か)
① 土に根が深くはいっている。深く根をおろしている。また、奥深くまではいりこんでいる。
※源氏(1001‐14頃)胡蝶「ませのうちにねふかく植ゑし竹の子のおのが世世にや生ひわかるべき」
② 考え、気持の程度が非常に深い。また、その気持の源が古く、深い。
※万葉(8C後)一一・二七六一「奥山の石本菅の根深(ねふかく)も思ほゆるかも吾が思ひ妻は」
※桐畑(1920)〈里見弴〉妬心「吉村に対する悪感情は〈略〉既に根深(ネブカ)くおきぬの胸に宿って了った筈です」
③ 根気づよい。執念深い。しつこい。
浄瑠璃夏祭浪花鑑(1745)九「こいつねぶかい悪者」
ねぶか‐さ
〘名〙

ね‐ふか・む【根深】

〘自マ下二〙 根を深くおろす。転じて、深く心に思う。
※万葉(8C後)三・三九七「奥山の岩本菅を根深目(ねふかめ)て結びしこころ忘れかねつも」

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