根葉村(読み)ねつぱむら

日本歴史地名大系 「根葉村」の解説

根葉村
ねつぱむら

[現在地名]板橋区蓮根はすね一―三丁目・坂下さかした二―三丁目・舟渡ふなど二丁目

荒川右岸の氾濫原に位置し、南は村。村内を中山道が通り、荒川対岸の足立郡下戸田村(現埼玉県戸田市)とを結ぶ渡船場が設置されていた(風土記稿)。田園簿には根ッ葉村とみえ、田方一一五石余・畑方二三石余、幕府領元禄郷帳には根葉村と記され、高二二三石余。享保三年(一七一八)の東叡山領知目録写(東叡山令条)に根葉村二二三石余がみえ、東叡山寛永寺領となっている。「風土記稿」は寺領への編入を宝永六年(一七〇九)のこととしている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android