根葉花実論(読み)こんようかじつろん

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「根葉花実論」の意味・わかりやすい解説

根葉花実論
こんようかじつろん

神道書。成立年代未詳。吉田神道を大成した吉田兼倶がその祖兼延に託して著わしたものとされる。神道,仏教儒教の三教一致を説く。日本は種子を生じ,震旦 (中国) は枝葉を生じ,天竺 (インド) は花実を開くがゆえに,仏法は万法の果実であり,儒教は万法の枝葉,神道は万法の根本であると説かれる。神・仏・儒が相互に密接な関係をもつものであることを示しながらも,神道を根本に据えることによりその優位性を示そうとしている。

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