格技(読み)カクギ

関連語 名詞

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「格技」の意味・わかりやすい解説

格技
かくぎ

相対した2名の競技者が投・打・突・蹴などの技をかけ合い,その優劣を競う競技の総称。相撲,柔道,空手合気道,レスリングなど徒手で行うもの,剣道,フェンシング,なぎなたなど用具を用いるものに大別される。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の格技の言及

【柔道】より

…大会は対校試合だけでなく,1924年に明治神宮体育大会柔道大会として個人試合が行われ,30年には第1回全日本柔道選士権大会(48年,全日本柔道選手権大会と改称)が開催された。
[国内普及と海外発展]
 第2次世界大戦後,柔道普及の中心であった学校柔道が禁止されたが,1950年に中学校選択教材として復活が認められ,58年中学校学習指導要領では相撲,剣道とともに格技として位置づけられ,現在では中学校,高校で正課体育のなかに採用されている。また修行者の数も急激に増加し,全国的な統轄団体として1949年に全日本柔道連盟が結成され,続いて全日本学生柔道連盟,高等学校体育連盟柔道部や全日本実業団柔道連盟が結成された。…

【武道】より

… 第2次大戦後,武道は国家主義的・軍国主義的性格をもつ教科内容として,その授業は中止された。しかし,50年中学校選択教材として柔道の復活が認められ,57年には剣道が復活し,58年の中学校学習指導要領では,相撲,柔道,剣道を格技として位置づけ,いずれか一つを選択履修することが定められ,現在に至っている。64年のオリンピック東京大会において柔道が競技種目に加えられ,また世界選手権大会が毎年開催されるようになったこともあって,とくに柔道はインターナショナルなスポーツの一つとしての発展をとげつつあるのが,今日の趨勢である。…

※「格技」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android