新撰 芸能人物事典 明治~平成 「桂吉朝」の解説
桂 吉朝
カツラ キッチョウ
- 職業
- 落語家
- 本名
- 上田 浩久(ウエダ ヒロヒサ)
- 生年月日
- 昭和29年 11月18日
- 出生地
- 大阪府 堺市
- 学歴
- 今宮工卒
- 経歴
- 昭和49年3代目桂米朝に入門、吉朝を名乗る。52年内弟子修業が解ける。師匠譲りの端正な語り口やきめの細かい描写が持ち味の実力派として知られ、大作の「地獄八景亡者戯」などを得意とした。日本のアニメーションの元祖とされる“錦影絵”を復活させた落語を演じたり、台湾で公演を行うなど様々な試みに意欲的に取り組み、次代の上方落語を担う逸材と目されたが、平成17年50歳で急逝した。
- 受賞
- NHK落語新人コンクール新人賞〔昭和63年〕,咲くやこの花賞〔平成1年〕,大阪府民劇場賞奨励賞〔平成3年〕,国立演芸場花形演芸会金賞〔平成5年〕,国立演芸場花形演芸大賞〔平成6年〕,上方お笑い大賞金賞〔平成7年〕,上方お笑い大賞(第30回)〔平成13年〕,芸術選奨文部科学大臣新人賞(平13年度)〔平成14年〕,兵庫県芸術奨励賞〔平成14年〕,尼崎市民芸術賞〔平成15年〕,上方お笑い大賞特別功労賞(第34回)〔平成17年〕
- 没年月日
- 平成17年 11月8日 (2005年)
- 伝記
- 落語はライブで聴こう男体動物―若旦那に愛をこめて 八木 忠栄 著わかぎ ゑふ 著(発行元 新書館講談社 ’05’02発行)
出典 日外アソシエーツ「新撰 芸能人物事典 明治~平成」(2010年刊)新撰 芸能人物事典 明治~平成について 情報