桂宮宜仁親王(読み)かつらのみやよしひとしんのう

知恵蔵mini 「桂宮宜仁親王」の解説

桂宮宜仁親王

日本の皇族三笠宮崇仁親王(みかさのみやたかひとしんのう)と同妃百合子の第二男子で、明仁天皇陛下の従弟。1971年に学習院大学を卒業後、オーストラリア国立大学大学院に留学。帰国後、74年から85年までNHKに嘱託として勤務した。88年1月に三笠宮家から独立し、戦後3番目の宮家となる桂宮家を創設。同年5月に急性硬膜下血腫で倒れて以降は運動機能に障害を抱えながらも車いすで公務を務めた。2008年に敗血症を患ってからは入退院を繰り返し、闘病生活を送っていたが、2014年6月8日、急性心不全のため逝去。享年66。逝去時の皇位継承順位は第6位。

(2014-6-10)

出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「桂宮宜仁親王」の解説

桂宮宜仁親王 かつらのみや-よしひとしんのう

1948-2014 昭和後期-平成時代,三笠宮崇仁(たかひと)親王の第2王子。
昭和23年2月11日生まれ。オーストラリアに留学,帰国後NHKにつとめる。昭和63年独身皇族として桂宮家を創立脳血管障害でたおれたがリハビリをつづけ,一部公務に復帰した。日・豪・ニュージーランド協会総裁などをつとめた。平成26年6月8日死去。66歳。学習院大卒。

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