桂才賀(読み)カツラ サイガ

新撰 芸能人物事典 明治~平成 「桂才賀」の解説

桂 才賀(2代目)
カツラ サイガ


職業
落語家

本名
増田 平助

別名
前名=桂 文平,後名=桂 才六

生年月日
文政13年 8月

出生地
江戸(東京都)

経歴
芝神明で煙管屋の職人をしていたが、4代目桂文治に弟子入りして文平と名乗る。嘉永年間(1848〜54)に2代目才賀を襲名。飄々として洒脱芸風で「両国八景」「白木屋」「寺坂吉右衛門」などを得意とした。世話好きで門弟も多く、他派の若手もへだてなく教えるなど明治中期の桂派の後見的存在だった。明治29年12月、長男巳之助に才賀を譲り桂才六と改名以後高座に上がる事も減った。

没年月日
明治31年 9月7日 (1898年)

家族
長男=桂 文楽(5代目)

出典 日外アソシエーツ「新撰 芸能人物事典 明治~平成」(2010年刊)新撰 芸能人物事典 明治~平成について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android