桐竹鳳凰(読み)きりたけほうおう

精選版 日本国語大辞典 「桐竹鳳凰」の意味・読み・例文・類語

きりたけ‐ほうおう‥ホウワウ【桐竹鳳凰】

  1. 〘 名詞 〙 吉瑞(きちずい)を示す文様名。桐の薹(とう)に竹と鳳凰を配した文様。襖障子や張付の文様に用い、束帯の袍の文様としては天皇特有のもの。鎌倉の頃から麒麟(きりん)を加えて筥形(はこがた)に配して桐竹鳳麟(きりたけほうりん)ともいう。
    1. 桐竹鳳凰
      桐竹鳳凰
    2. [初出の実例]「天皇袍〈略〉麹塵袍 号青色、文桐竹鳳凰、賭弓、臨時祭庭座、五月競馬等用之也」(出典:胡曹抄(1480頃))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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