襖障子(読み)フスマショウジ

デジタル大辞泉 「襖障子」の意味・読み・例文・類語

ふすま‐しょうじ〔‐シヤウジ〕【×襖障子】

、特に紙障子のこと。

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精選版 日本国語大辞典 「襖障子」の意味・読み・例文・類語

ふすま‐しょうじ‥シャウジ【襖障子】

  1. 〘 名詞 〙 障子一種。細い木の骨を組み、両面から紙または布地を張り包んで作った障子。部屋の仕切り、押入れの戸などに使う。唐紙で張ったのを唐紙障子という。ふすまからかみ。《 季語・冬 》
    1. 襖障子〈枕草子絵巻〉
      襖障子〈枕草子絵巻〉
    2. [初出の実例]「ふすましゃうし二間」(出典:東寺百合文書‐を・宝徳三年(1451)一〇月七日・彼方寿阿彌華蔵庵建具等注文)

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世界大百科事典(旧版)内の襖障子の言及

【書院造】より

…それらの屋内諸室は床(とこ),棚,付書院,納戸構(なんどがまえ)の座敷飾を装置した座敷(上段間につくる場合が多い)を上座とし,二の間,三の間などの下座,納戸などを付属した構成をもち,四周に広縁,入側縁をともなった。これらの諸室の間仕切には襖障子をたて,鴨居(かもい)の上は欄間または小壁につくる。室内は畳を敷きつめ,上座は一段高く上段につくって下座と区別した。…

【襖】より

…木製格子の両面に厚紙または布をはり,四周に木の枠をつけた引違い建具。襖障子または唐紙(からかみ)障子のこと。平安時代の絵巻物には寝殿などの内部間仕切りとして多く描かれているが,当時は特定の名称がなく広い意味での障子のひとつとして扱われていた。…

※「襖障子」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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