桑名川関所跡(読み)くわながわせきしよあと

日本歴史地名大系 「桑名川関所跡」の解説

桑名川関所跡
くわながわせきしよあと

[現在地名]飯山市大字照岡 桑名川

桑名川の南方和名わな集落を流れる井出いで川の川岸にあったと推定される。

応永七年(一四〇〇)一〇月二七日付市河興仙宛小笠原長秀安堵状(市河文書)に「中曾禰郷内小穴河・平滝買得地等事」とあり、同九年の細川慈忠遵行状・伊勢道券打渡状(同文書)に「中曾根郷内小穴川・平滝村内買得地・小穴川関事」とあるのが初見。「小穴河」は現桑名川。高井郡志久見しくみ郷(現下水内しもみのちさかえ村)に本拠を置いた市河氏が飯山・中野・善光寺方面への交通路の千曲川渡河地として平滝・桑名川・北蓮きたはちす(現飯山市大字蓮)を買得等で所領。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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