日本歴史地名大系 「桑後」の解説 桑後くわくし 沖縄県:沖縄島中部北谷町桑江村桑後[現在地名]北谷町桑江桑中(くわなか)の北の沖積低地に位置し、北は奈留(なる)川、東は耕地から丘陵に続き、西は東シナ海に面する。もとは桑江(くえー)村に所属した屋取集落で、同村の北側(後)にあることから桑江ヌ後(くえーぬくし)とよばれた。集落は西海道(現国道五八号)を挟んで後兼久原(くしかにくばる)・長港原(ながんなとうばる)に広がる。集落名は知念(ちにん)とも呼称され、これは馬氏知念家の先祖が一七五〇―六〇年頃に寄留したことによる(北谷村誌)。屋取構成員は馬氏知念家・向氏宮里家・向氏嘉陽田家・新参左氏比屋定家・伶氏小橋川家・真氏高宮城家・雍氏目取真家などの士族が中心であった(北谷町史)。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by