桑戸村(読み)くわどむら

日本歴史地名大系 「桑戸村」の解説

桑戸村
くわどむら

[現在地名]春日居町桑戸

別田べつでん村の東に位置し、東は笛吹川を挟んで大野おおの(現山梨市)、北は正徳寺しようとくじ(現同上)。「菊隠録」によると、「桑戸村宝聚庵開基竹川河内守安家」(朱書付箋)は永正一五年(一五一八)亡父の初七日忌を行っているが、彼は「山梨県かみの郷桑(土)」に居住とみえ、また別に「桑戸村茂林庵開基茂木氏今合併地蔵院」の朱書付箋もある。「武田家日坏帳」によれば、天文二〇年(一五五一)四月二一日「桑戸」の市川四郎次郎老母が逆修供養を行っている。慶長六年(一六〇一)検地帳(県立図書館蔵)によると、反別は麦田六町八反余・上田五町四反余・中田三町一反余・下田四町余・下々田四反余、麻畑一反余・上畑四町二反余・中畑一町八反余・下畑一町五反余・下々畑一町余、屋敷六千一七〇坪、ほかに桑二〇六抱。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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