日本歴史地名大系 「桑野内神社」の解説 桑野内神社くわのうちじんじや 宮崎県:西臼杵郡五ヶ瀬町桑野内村桑野内神社[現在地名]五ヶ瀬町桑野内祭神は伊弉諾尊・伊弉冊尊。旧村社。古くは二上(ふたがみ)大明神とよばれ、宮原(みやばる)にあった。明治四年(一八七一)現在名に改められ、土生(つちはえ)に移転した(日向地誌・宮崎県神社誌)。創建の年代は不明だが、三(さん)ヶ所宮之原の二神(しよみやのはるのふたがみ)大明神(現三ヶ所神社)の外宮として建立されたと伝える。長禄四年(一四六〇)四月吉日に大神惟利の作成した当社神官宛の桑之内二神外宮宣命状(田尻文書)に「桑之内地下、其外給人之事、二神大明神御神楽 其余祈祷申事、代々宣命ニ付、何事をも 神々ニ可申上者也」とあり、桑之内の何事も神に報告することが誓われている。延享四年(一七四七)の桑野内村覚帳(後藤家文書)には享禄三年(一五三〇)に再興したとある。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by