日本歴史地名大系 「桑飼下遺跡」の解説 桑飼下遺跡くわがいしもいせき 京都府:舞鶴市川口地区桑飼下村桑飼下遺跡[現在地名]舞鶴市字桑飼下由良川右岸の自然堤防上、伊智布西(いちふせ)神社の北にある。上層では弥生中期・後期および古墳時代から奈良時代の遺構と遺物が出土し、下層では縄文後期の遺構と遺物が出土した。とくに下層では攪乱の著しい上層と異なり、縄文後期の安定した集落跡が確認された。遺構は四七基の炉跡・配石遺構・埋甕などがあり、出土遺物には縄文式土器・石器・土製品・自然遺物など多量にのぼり、とくに約六〇〇点の打製石斧が含まれていた。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by