桓山の四鳥(読み)かんざんのしちょう

精選版 日本国語大辞典 「桓山の四鳥」の意味・読み・例文・類語

かんざん【桓山】 の 四鳥(しちょう)

  1. ( 桓山にいた鳥が四羽の子を産み、それが成長して四方に飛びたつとき泣き悲しんで送ったという、「孔子家語顔回」に見える故事から ) 親子の悲しい別れをいう。
    1. [初出の実例]「桓山(クヮンザン)四鳥(シチャウ)すら、なほその別離を悲みたれ」(出典読本椿説弓張月(1807‐11)前)

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