桜井健二郎(読み)サクライ ケンジロウ

20世紀日本人名事典 「桜井健二郎」の解説

桜井 健二郎
サクライ ケンジロウ

昭和期の電子工学者 光技術共同研究所長。



生年
大正13(1924)年11月11日

没年
昭和59(1984)年5月15日

出生地
東京都

学歴〔年〕
東京大学工学部計測工学科〔昭和23年〕卒

学位〔年〕
工学博士

経歴
昭和23年電気試験所(現・工業技術院電子技術総合研究所)に入り、電磁気、特にマイクロ波の計測とその標準の研究に従事。レーザ研究室長、電子加工部長、電波電子部長を歴任レーザー、光通信、光情報処理、海洋探査などの開発に広く組織力を発揮した。56年退官後、光応用システム技術研究組合専務理事兼光技術共同研究所長に就任。監訳「レーザ物語」などがある。60年光技術分野の功労顕彰のため光産業技術振興会に桜井健二郎記念賞が制定された。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「桜井健二郎」の解説

桜井健二郎 さくらい-けんじろう

1924-1984 昭和時代後期の電子工学者。
大正13年11月11日生まれ。昭和23年電気試験所(現電子技術総合研究所)にはいり,レーザ研究室長,電波電子部長などをつとめた。退官後,光技術共同研究所長。光情報処理の研究で知られ,60年に桜井健二郎記念賞が制定された。昭和59年5月15日死去。59歳。東京出身。東大卒。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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