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光情報処理 ひかりじょうほうしょり optical information processing

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世界大百科事典 第2版の解説

ひかりじょうほうしょり【光情報処理 optical information processing】

光の回折,結像などの現象を利用して画像を修正したり特定の情報をとり出したりする処理を光情報処理,あるいは光学的画像処理という。レーザーなどのコヒーレント光(可干渉光)による処理,一般の光を用いた干渉を利用しない処理,電子技術を併用したものなどがある。レーザーなどの光を縞模様に垂直に当てると,これを通過した光は回折を生じ,縞が細かいほど光軸と大きな角度で曲がって進む。コヒーレント光学処理はこの現象を応用したもので,図の例ではスライド状の画像Iで回折が生ずるため,F面での光のパターンから原画のきめの粗さの情報がわかる(F面のパターンは原画の空間周波数スペクトルに対応する)。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

光情報処理
ひかりじょうほうしょり

光の伝搬(でんぱん)の並列性を利用した情報処理。光は空間を伝搬しながら2次元(平面)的に同時に並列処理を行うことができる。その並列処理性は画像処理するときに非常に力を発揮する。ある画像をレーザーなどで照射し、そこからの光をレンズに通すことにより、画像のフーリエ変換が一瞬でできる。同様の画像処理は現在の電子コンピュータでも逐次的に処理できるが、演算すべき画像の画素数が大きくなると処理に時間を要する。光情報処理ではどんなに画素数が増えてもほぼ同じ時間で処理できる。光情報処理はホログラフィー技術(ホログラフィックメモリーや3D画像表示)や光コンピュータなどへの応用が進んでいる。[山本将史]

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