デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「桜任蔵」の解説 桜任蔵 さくら-じんぞう 1812-1859 幕末の尊攘(そんじょう)運動家。文化9年生まれ。常陸(ひたち)水戸藩士。藤田東湖にまなぶ。天保(てんぽう)15年謹慎処分をうけた藩主徳川斉昭(なりあき)の赦免運動につくす。のち斉昭から禄をうけ,西郷隆盛らと知りあう。安政の大獄で罪をとわれ,潜伏中の安政6年7月6日大坂で病没。48歳。本姓は小松崎。名は真金(まがね)。変名は村越芳太郎など。名は「にんぞう」ともよむ。【格言など】故郷(ふるさと)の夢はみ雪に砕かれて枕に残る松風の音(辞世) 桜任蔵 さくら-にんぞう ⇒さくら-じんぞう 出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例