精選版 日本国語大辞典 「大獄」の意味・読み・例文・類語 たい‐ごく【大獄】 〘 名詞 〙 ( 「だいごく」とも )① 重大な犯罪事件がおこり、多人数の者が逮捕されること。「安政の大獄」[初出の実例]「されど猶ほ近来未曾有の大獄(タイゴク)にて、一度に総数を入るる法廷なければ」(出典:妾の半生涯(1904)〈福田英子〉六)[その他の文献]〔後漢書‐章帝記〕② 重罪に処すること。[初出の実例]「以二南禅寺林侍者一被レ渡二大獄一之事、伊勢守命二治部河内一也。依二所司代怠堕一重如レ此被二仰付一也」(出典:蔭凉軒日録‐寛正三年(1462)四月二三日) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
普及版 字通 「大獄」の読み・字形・画数・意味 【大獄】たいごく 重大な犯罪事件。〔唐書、王伝〕(李)林甫、方(まさ)に大獄を興し、東宮を撼(うご)かし、己に附かざるを誅す。の險にして、動かすに利を以てすべきを以て、故に之れに倚(よ)り、(しげき)狼噬(らうぜい)せしむ。の摧陷する、多く不に抵(あた)る。字通「大」の項目を見る。 出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報