桟俵法師(読み)サンダラボウシ

精選版 日本国語大辞典 「桟俵法師」の意味・読み・例文・類語

さんだわら‐ぼうしサンだはらボフシ【桟俵法師】

  1. 〘 名詞 〙 「さんだわら(桟俵)」を人の名のようにいった語。さんだらぼうし。さんだらぼし。さんだらぼっち。
    1. [初出の実例]「瘡蓋(かさぶた)といふもの取れば、祝ひはやして、さん俵法師といふを作りて」(出典:俳諧・おらが春(1819))

さんだら‐ぼうし‥ボフシ【桟俵法師】

  1. 〘 名詞 〙さんだわらぼうし(桟俵法師)
    1. [初出の実例]「眼いりの黒丸(たどん)にさんだらほうしの黒やきをかぶせたといふつらだ」(出典:洒落本・廓胆競(1801)四)

さんだら‐ぼっち【桟俵法師】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「さんだらぽっち」とも ) 「さんだわらぼうし(桟俵法師)」の変化した語。
    1. [初出の実例]「是から二階へ上がって見ると、サンダラポッチの敷物が敷いて」(出典:落語・あばた会(1891)〈三代目三遊亭円遊〉)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android