コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

桟俵 サンダワラ

4件 の用語解説(桟俵の意味・用語解説を検索)

デジタル大辞泉の解説

さん‐だわら〔‐だはら〕【桟俵】

米俵の両端に当てる円いわらのふた。さんだらぼうし。さんだらぼっち。

出典|小学館 この辞書の凡例を見る
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典 第2版の解説

さんだわら【桟俵】

俵の両端につける円形の藁ぶたをさし,サンバヤシとかバセともいう。桟俵は神座や神饌の容器として,正月には年神の幣束をさしたり,鏡餅をのせるのに使われる。しかし,最も顕著なのは,疱瘡や麻疹(はしか)にかかったり,はやったりしたときに,桟俵に御幣,赤飯,神酒などをのせて辻や村境に捨てたり川に流す風習である。3月節供の流しびなも桟俵にのせて流す。また,胞衣(えな)を埋める際に桟俵にのせて埋め,葬式で枕飯や枕団子を作った道具や灰は桟俵にのせて辻や庭先に捨てる。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

大辞林 第三版の解説

さんだわら【桟俵】

米俵の両端にあてる、わらで編んだ円いふた。神饌しんせんの台盤とし、疱瘡ほうそうの神や流し雛びなをのせて川に流し、また胞衣えなをのせて埋めるなど、神と人との交わりの道具としてさまざまに用いられた。

出典|三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

桟俵
さんだわら

俵の両端の口に当てる直径30センチメートルくらいの円形の藁蓋(わらぶた)。これによって、俵のゆがみや口からの漏れを防ぐ。大きさをそろえたり、円形を保つために石臼(いしうす)などを台にしてつくる。現在では桟俵が標準名となっているが、この名はもともと近畿・中国地方の方言で、このほかに各地でさまざまな呼び名がある。俵バイシ(岩手県)、サダラ(秋田県)、サンバイシ・サンバス(新潟県)、バヤシ(埼玉県)、俵バセ・バセ・サンバアテ(長野県)、俵バシ(愛知県)、サドウラ(香川県)などである。これらの呼称から桟俵は、バセ、ハヤシというのが原語で、それに「サ」「俵」などをつけて呼び名にしたことがわかる。「サ」はサツキ、サオリ、サノボリなど稲作の信仰にちなむ語であり、これをつけることによって米俵の藁蓋という限定をしたのである。桟俵は『粉河寺(こかわでら)縁起絵巻』(鎌倉時代初期)に描かれており、創案は古く、その編み方や俵への当て方にはいろいろある。桟俵と同形の藁座は疱瘡(ほうそう)送りや神送りに各地で使われ、一部の地方には正月の年神(としがみ)祭りにもこれを使う所がある。[小川直之]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

桟俵の関連キーワード鬼板方を付ける花布車井戸弦輪方向指示器承鞚御膳籠藪タバコ

今日のキーワード

信長協奏曲(コンツェルト)

石井あゆみによる漫画作品。戦国時代にタイムスリップした現代の高校生が病弱な織田信長の身代わりとして生きていく姿を描く。『ゲッサン』2009年第1号から連載開始。小学館ゲッサン少年サンデーコミックス既刊...

続きを読む

コトバンク for iPhone

桟俵の関連情報