梅毒反応(読み)ばいどくはんのう(その他表記)syphilis tests

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「梅毒反応」の意味・わかりやすい解説

梅毒反応
ばいどくはんのう
syphilis tests

梅毒トレポネーマに対する抗体価を測定する方法で,おもに血清を用いた次の2法が行われる。 (1) 抗原としてリン脂質 (カルジオリピン・レシチン) を用いる方法  STS (serologic test for syphilis)という。補体結合反応 (ワッセルマン反応) ,沈降反応,凝集法がある。 (2) 抗原としてトレポネーマを用いる方法 ニコラス株トレポネーマ菌体成分をホルマリンタンニン酸処理したヒツジ赤血球に吸着させたものを抗原とした受身血球凝集反応 (TPHA法) が広く行われている。患者血清中にトレポネーマを非動化させる抗体が存在するので,血清とトレポネーマとを混ぜて非動化を観察する TPI法もある。なお,非梅毒性疾患で STSが陽性を呈することがあり,これを梅毒血清反応の生物学的偽陽性反応 biological false positive (BFP) という。 BFPは全身性紅斑性狼瘡,ハンセン病 (らい) ,肝炎肝硬変,妊娠,感染症 (伝染性単核球症,風疹など) ,悪性腫瘍その他で認められる。

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