ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「梅譜」の意味・わかりやすい解説 梅譜ばいふmei-pu 画梅の歴史,技法に関する論述,図譜,画梅を得意とした画家の評伝などを集成した書。中国,北宋後期の禅宗画僧,仲仁の撰とされる『華光梅譜』 (1巻) ,南宋の宋伯仁撰『梅花喜神譜』 (2巻) ,元の呉太素撰『松斎梅譜』 (15巻) などがある。特に『松斎梅譜』は数種の抄本が日本に伝存するのみであるが,梅譜として完備した体裁をもち,牧谿 (もっけい) ,玉澗 (ぎょくかん) らの基本的伝記資料を収めている点でも価値が高い。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by