梨崎村(読み)なしざきむら

日本歴史地名大系 「梨崎村」の解説

梨崎村
なしざきむら

[現在地名]金成町姉歯あねわ

姉歯村北東三迫さんのはさま川の右岸に広がり、同川と迫川は大林おおばやし(現若柳町)町裏まちうらで合流する。北西沢辺さわべ村。三迫川左岸沿いの佐野さので、一五軒の竪穴住居跡および井戸一基が発見され、奈良時代末から平安時代の集落跡とされる。寛喜年間(一二二九―三二)に佐藤清左衛門安信なる者の子孫が居館したという梨崎館があり、天正期(一五七三―九二)には梨崎近江が居住したと伝える。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

排他的経済水域

略称 EEZ。沿岸国が水産資源や海底鉱物資源などについて排他的管轄権を行使しうる水域。領海を越えてこれに接続する区域で,領海基線から 200カイリの範囲をいう。沿岸国は,水中ならびに海底と地下の天然資...

排他的経済水域の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android