デジタル大辞泉 「棄つ」の意味・読み・例文・類語 う・つ【▽棄つ】 [動タ下二]捨てる。多く他の動詞に付けて用いられる。「此の子は葦船に入れて流し―・てき」〈記・上〉「俄にはかに親この女を追ひ―・つ」〈伊勢・四〇〉 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「棄つ」の意味・読み・例文・類語 う・つ【棄】 〘 他動詞 タ行下二段活用 〙 捨てる。また、強く放ちやる。単独例はなく、他の動詞と複合して用いられる。[初出の実例]「ぬばたまの 黒き御衣(みけし)を 〈略〉辺(へ)つ波 背(そ)に脱(ぬ)き宇弖(ウテ)」(出典:古事記(712)上・歌謡)「物思ふ心の隈(くま)をのごひうててくもらぬ月を見るよしもがな」(出典:山家集(12C後)中) ふ・つ【棄】 〘 他動詞 タ行下二段活用 〙 ⇒ふてる(棄) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例