棊子麺/碁子麺(読み)きしめん

和・洋・中・エスニック 世界の料理がわかる辞典 「棊子麺/碁子麺」の解説

きしめん【棊子麺/碁子麺】

平たく作ったうどん愛知・名古屋の名産品。一般的には、ゆでた麺にあたたかいつゆをかけ、油揚げ・ほうれんそうなどの具とねぎ・かつお節を入れる。◇「きし」は「碁石」の意。18世紀後半の随筆貞丈雑記(ていじょうざっき)』では、小麦粉をこねて薄くのばし、竹筒で碁石の形に打ち抜き、ゆでてきな粉をかけた食べ物とされているが、平打ちのうどんとの関係はわかっていない。「ひもかわうどん」「ひもかわ」ともいう。

出典 講談社和・洋・中・エスニック 世界の料理がわかる辞典について 情報