精選版 日本国語大辞典 「棘囲」の意味・読み・例文・類語 きょく‐い‥ヰ【棘囲】 〘 名詞 〙 近代以前の中国での進士の試験場。やたらと人が出入りしたり、騒いだりしないように、その周囲に棘(とげ)、すなわち戟(ほこ)を立てならべたところからいう。〔制度通(1724)〕 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
普及版 字通 「棘囲」の読み・字形・画数・意味 【棘囲】きよくい(ゐ) 唐代科挙の試験場に、牆(かき)に棘を挿んで内外を厳しく遮断した。その試験場をいう。棘。棘院。試院。〔五代史、和凝伝〕是の時士多く、喜(この)んで諠を爲し、以て司を動かす。司、放(結果発表)するに、則ち之れを圍むに棘を以てし、省門を閉ぢ、人の出入をつを以て常と爲す。字通「棘」の項目を見る。 出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報