棘囲(読み)きょくい

精選版 日本国語大辞典 「棘囲」の意味・読み・例文・類語

きょく‐い‥ヰ【棘囲】

  1. 〘 名詞 〙 近代以前の中国での進士試験場。やたらと人が出入りしたり、騒いだりしないように、その周囲に棘(とげ)、すなわち戟(ほこ)を立てならべたところからいう。〔制度通(1724)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

関連語 ほこ 名詞 項目

普及版 字通 「棘囲」の読み・字形・画数・意味

【棘囲】きよくい(ゐ)

唐代科挙の試験場に、牆(かき)に棘を挿んで内外を厳しく遮断した。その試験場をいう。棘棘院。試院。〔五代史、和凝伝〕是の時士多く、喜(この)んで諠を爲し、以て司を動かす。司、放(結果発表)するに、則ち之れを圍むに棘を以てし、省門を閉ぢ、人の出入をつを以て常と爲す。

字通「棘」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

機械メーカー。トヨタグループの総本家で,繊維機械のほかトヨタ自動車からの小型商用車の受託生産,エンジンその他の自動車部品,フォークリフトなどの産業用車両の生産も行なう。1926年豊田佐吉が,みずから発...

豊田自動織機の用語解説を読む