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棚畑遺跡(読み)たなばたけいせき

日本歴史地名大系 「棚畑遺跡」の解説

棚畑遺跡
たなばたけいせき

[現在地名]茅野市米沢 棚畑

きりみね山塊の南麓に位置する日当たりがよく、湧水に恵まれた台地平坦面に構営されている縄文集落。相接する北環と南環の二つの環状集落からなっていて、北環は径六〇メートル、南環は楕円形で長径九〇メートルの規模をもつ。発見された遺構は住居跡が前期三軒・中期一四六軒、土坑六六二基である。南環の中央広場には五五一基の土坑が穿たれており、中央からやや北に寄った径一メートル弱、深さ二〇センチ弱の浅い盥状の五〇〇号土坑より、完形の土偶が横に寝かされた状態で発見された。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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