森下古墳群(読み)もりしたこふんぐん

日本歴史地名大系 「森下古墳群」の解説

森下古墳群
もりしたこふんぐん

[現在地名]昭和村森下・川額

片品かたしな川と利根川の合流点付近から下流にかけて発達した左岸河岸段丘上にある、小円墳を中心とした古墳群。昭和一〇年(一九三五)の分布調査によると合流点左岸の森下に一五基、その下流の川額かわはけに四七基が確認されている。なかでも森下字松木まつきに七基、字御門みかどに六基、川額の軍原いくさばらに一七基が集中している。この三地区は合流点左岸にあり互いに近接したところである。この地域で調査のなされた古墳は、鏡石かがみいし古墳と久呂保くろほ中学校裏古墳の二基である。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android