森川香山(読み)もりかわ・こうざん

朝日日本歴史人物事典「森川香山」の解説

森川香山

没年:元禄14(1701)
生年:寛永8(1631)
江戸前期の大和流弓術・柔術始祖。通称四郎左衛門,惣兵衛宗一。香山は号。鳥取藩森川出身。父に寿徳派,外祖父から日置流射術を学ぶ。他に諸流を加え,22歳で大和流を開創。わが国の称でもある大和,日置流の祖日置弾正が大和出身,邪心を去り大いに和らげるという三つの理由からつけられた。はじめ幕府与力。のち弓術師範として下野烏山藩に仕え,さらに島原藩主松平忠房に250石で抱えられた。諸国回遊中,逸見流の熊谷一夢から神道思想を受け,儒仏の思想をも採り入れ大成させた。『弓道自讃書』など関係著述が多い。これも純日本流弓術に寄与した理由となっている。

(杉田幸三)

出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報

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