棲霞寺石窟(読み)せいかじせっくつ(その他表記)Qi-xia-si shi-ku

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「棲霞寺石窟」の意味・わかりやすい解説

棲霞寺石窟
せいかじせっくつ
Qi-xia-si shi-ku

中国,江蘇省南京市北東の摂山にある古寺南斉時代に明僧紹が居宅を寺とし,法度を開山としたのが起源と伝えられる。僧朗,僧詮,法朗,吉蔵などの高僧が出て,三論宗の教学の中心として隋,唐時代に栄えた。八角五層の石塔は隋の文帝が建てた仁寿舎利塔の一つと伝えるが,基壇釈迦八相図など浮彫様式からみて,五代の南唐の建造とする説が有力。また創立当初頃から開かれた棲霞寺後方の千仏嶺と呼ばれる石窟寺院は,荒廃して昔日の姿はないが,南斉 (479~502) の遺跡として貴重。

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