教学(読み)きょうがく

  • きょうがく ケウ‥
  • きょうがく〔ケウ〕

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

1935年頃,いわゆる学生思想対策とも関連して,伝統的な学問教育刷新,強化がはかられたが,その際に教育と学問を合せて「教学」という言葉が用いられた。 35年には文部大臣諮問機関として教学刷新評議会が設置されたが,その趣旨は「国体観念,日本精神ヲ根本トシテ学問,教育刷新」をはかるものとされ,同評議会の答申に基づいて 37年には文部省教学局が設けられた。このことからも明らかなように,この言葉には西洋の学問の根底にある合理性を否定し,学問を教育同様にすでに教育を支配していた日本精神主義のもとに従属させようとする意図がこめられている。

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大辞林 第三版の解説

スル
おしえることとまなぶこと。教育と学問。 数理化学、及び諸国の言語を-するに至れり/西国立志編 正直
宗教の教義についての学問。

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精選版 日本国語大辞典の解説

〘名〙
① (━する) 教育と学問。教え学ばせること。教えを受け学ぶこと。
※詩序集(1133頃)佳遊不限年詩序〈大江通景〉「教学競三余、詞句通六義
※正法眼蔵(1231‐53)行持「十九歳にして教学をすてて参学するに、七旬におよんでなほ不退なり」 〔礼記‐学記〕
② 道徳的な面を学問に付け加えていう語。また、道徳・宗教に関する学問。
※実隆公記‐明応五年(1496)正月一六日紙背(姉小路基綱書状)「聖道鼻孔の書作は教学のかたはおもふやうに候へとも」

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世界大百科事典内の教学の言及

【宗教学】より

…広く宗教一般の現象,機能,歴史,本質などについて客観的・実証的に研究する学問。個別宗教の研究は,仏教学,キリスト教学,イスラム学,道教学,神道学などに分かれるが,宗教学はこれらの個別宗教に関する研究成果を素材としつつ,そこに共通する普遍的な特性の究明と一般理論の構築を目的としている。 宗教に関する学問は,古く,神の存在・非存在,悟りの実現の有無など実証や検証が不可能な問題を形而上学的に論ずるところから出発した。…

※「教学」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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