植房村(読み)うえぼうむら

日本歴史地名大系 「植房村」の解説

植房村
うえぼうむら

[現在地名]神崎町植房

こおり村の南西に位置する。至徳二年(一三八五)の神崎庄所課祭礼物注文写(香取文書)に「八石五升 南城 上坊」とみえる。文禄三年(一五九四)八月の香取郡助崎之内植房村御縄打水帳(山崎家文書)が残る。慶長四年(一五九九)検地では高四〇五石余が打出された(「部冊帳」伊能家文書)。寛文四年(一六六四)の井上政清領知目録(寛文朱印留)に村名がみえ、幕末まで高岡藩領。元禄一三年(一七〇〇)頃の下総国各村級分でもほぼ同高。天保郷帳では高四七七石余。寛文九年の年貢は米一三四石余・大豆一石余で、寛政三年(一七九一)には米四九七俵余で五ヵ年の定免となっている(植房区有文書)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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